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「輝けるチャンス」 ローンボウルズ

2015.07.23

ローンボウルズという競技をご存じだろうか。日本ではあまり聞き慣れない名前だが、ヨーロッパやオーストラリアでは盛んに行われている、ボーリングの起源になったとも言われるスポーツだ。
ジャックボールと呼ばれる目標球に向かって、30m先から中心軸の偏った偏芯球を投げて、よりジャックボールに近づけた方が勝ちとなる。
試合は、シングルス、ペアーズ(2人一組)、トリプルズ(3人一組)で行われている。
通常は屋外の天然芝の上で行われる競技だが、兵庫県では夏と冬の年2回、インドア(屋内)の大会が人工芝のマットを使って行われている。

○「インドア」のメリット

大会の参加者は障がい者と健常者合わせて24名。参加者の平均年齢は60代後半と高齢者が大半を占めている。ローンボウルズは他の競技に比べると競技者の平均年齢が高い。
「気候のいい季節は外で行うのが気持ちいいですね。熱い夏場と寒い冬場は外では辛いので、私たちにとっては疲れが少ないインドアも好きです。」(60代女性)
屋外で競技を行う際には、移動やお手洗いなどハード面の問題や気温による体調への影響が出てくる。その反面インドアは、施設の設備環境にもよるが、屋外よりも比較的負担のない環境でゲームを楽しむことができる。インドアローンボウルズは内部障がいの方からのニーズもある。

○輝けるチャンス

インドアローンボウルズ大会には、昨年韓国で開催されたアジアパラ競技大会に日本代表として出場した選手が2名参加しており、うち1名は銅メダルを獲得している。2名の選手は障がい者の大会だけでなく、ジャパンオープン、ペアーズ選手権と健常者の大会への出場を予定している。
前項でも紹介をしたとおり、ローンボウルズ競技者の平均年齢は、他の競技に比べると高い。アジアパラ競技大会に出場した選手も60代であり、選手寿命が長く、障害の有無に関わらず一緒に競技をしているのがローンボウルズの特徴だ。
「障がい者スポーツ」というだけではなく「生涯スポーツ」としても楽しめる競技である。

「今は2レーンでゲームを行っていますが、4レーンあればもっとたくさんゲームができる。トリプルズだけでなくダブルの試合もしたい。」(70代男性/片側麻痺)
選手達の向上心はまだまだとどまることはない。