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「ローンボウルズの魅力」第13回全日本障害者ローンボウルズ選手権大会

2016.10.15

2016年9月25日、兵庫県明石市の明石ローンボウルズコートにて、第13回全日本障害者ローンボウルズ選手権大会が行われた。
本大会はシングルス戦で1人4球を投じ、10エンドまたは60分で勝敗が決まるルールである。

これまで当サイト「チャレアス」では様々なチャレンジド・スポーツ(※当プロジェクトでは、障がい者スポーツをチャレンジド・スポーツと呼んでいる)大会を観戦/取材し、競技の魅力をお伝えしてきた。
日本障害者ローンボウルズ連盟の児島久雄会長のお計らいで、特別に競技の合間を利用し記者もローンボウルズを体験させて頂いた。
(ご協力頂いた選手及びスタッフの皆様へ、この場を借りて御礼申し上げます。)
今回は体験を通じ、ローンボウルズの魅力をリポートする。

直径11.6~13.1cm約1.6kgのボウルを、ジャックという白色の球体に近づけて投げるルールであるが、実はこのボウル、大きく分けて2種類あるそうだ。
記者が1投目を投じると、最初は真っすぐ転がって行ったボウルが後半ぐぐっと曲がっていく。
2投目、別のボウルを投げると1投目と比べあまり曲がらずに転がり続けた。
ボウルには大きく曲がるカーブが特徴的な種類と、あまり曲がらないストレートが特徴的な種類の2種があるのだ。
選手は自分の戦術に合わせてボウルを選択する。但し、4球全て同じ種類のボウルを使用しなければならない。
そして、ただスピードを調整してカーブを上手く利用すれば勝てる、という訳ではない。
相手のボウルをいかにジャックから遠ざけ、自分のボウルを近づけるかという戦術も必要である。
正直「簡単にできるかも」と思っていたが、その考えは甘かった。
投球のスピードが出ずジャックまで全く届かないし、カーブが効きすぎて思わぬ方向に投げてしまう。意気揚々としていた自分が恥ずかしい。
ただ、距離とカーブがぴたりと合った時の爽快感たるや、言葉に表せないほどであった。
アドバイスをして下さった周りの選手たちから「すごい!」と褒めて下さり、5分程度ではあったがまるでローンボウルズ選手になった気分を味わせて頂けた。

競技中でも選手たちが記者を気遣って下さり、「次の投球はこういうコースで投げようと思うんだ」と、戦術まで教えて頂けた。とてもアットホームな環境の中、ローンボウルズを楽しみながら競技の魅力に触れることが出来た。

今年8月にシンガポールで行われた、第1回障害者国際マーライオンカップローンボウルズ選手権の団体戦では総合優勝。更には2017年に韓国でアジア大会が初開催されることもあり、日本チームの活躍が期待されている。

児島会長によると、日本の障がい者ローンボウルズ人口は10数名程(連盟登録者数)。韓国は300~400名というのだから、その差を埋めるためには選手の発掘が急がれる。
アジア大会を機にローンボウルズ人口が増え、今以上に世界で活躍する日本人選手が見られることを期待したい。