静かなる熱戦「文部科学大臣杯争奪 第50回全国身体障害者アーチェリー大会(フェニックス大阪大会)」
2021.11.30
リカーブ男子70m優勝 上山友裕
2021年11月28日(日)、大阪府立障がい者交流促進センターで「文部科学大臣杯争奪 第50回全国身体障害者アーチェリー大会(フェニックス大阪大会)」が開催された。
この大会は2022年の強化指定選手選考対象の一つとなっている。もう一つの選考大会は10月に開催された「JPAF 杯パラアーチェリートーナメント大会」で、この2大会の成績で2022年の強化指定選手が決定する。
アーチェリーの各部門では、選考対象となる基準点が設けられており、基準点を上回った選手が強化指定選手の対象となる。ただし、基準点を超えない部門がある場合には、2大会の合計得点上位の選手が強化指定選手対象となる。
既に実施された「JPAF 杯パラアーチェリートーナメント大会」で成績が振るわなかった選手にとっては、今大会での成績が来年の活動に大きく影響する。
この大会は2022年の強化指定選手選考対象の一つとなっている。もう一つの選考大会は10月に開催された「JPAF 杯パラアーチェリートーナメント大会」で、この2大会の成績で2022年の強化指定選手が決定する。
アーチェリーの各部門では、選考対象となる基準点が設けられており、基準点を上回った選手が強化指定選手の対象となる。ただし、基準点を超えない部門がある場合には、2大会の合計得点上位の選手が強化指定選手対象となる。
既に実施された「JPAF 杯パラアーチェリートーナメント大会」で成績が振るわなかった選手にとっては、今大会での成績が来年の活動に大きく影響する。
競技はリカーブ部門男女70m、コンパウンド部門男女50m、W1オープン部門男女混合50mが行われた。前半36射、後半36射の合計72射の得点で順位を決定する。強化指定選手選考大会ということもあり、今大会には東京パラリンピック出場選手も顔を揃えた。
大会当日は晴天に恵まれ、風もあまりない良いコンディションとなった。
コンパウンド女子50mには、東京パラリンピックに出場した永野美穂と、アテネ、リオのパラリンピック2大会に出場経験のある平澤奈古が出場。惜しくも東京パラリンピック出場を逃した平澤は、今大会に強い思いを持って出場していた。
午前中に行われた競技前半は、平澤が僅差で1位となる。しかし、休憩後に行われた後半に平澤が崩れ、永野が逆転。永野が合計639点で優勝をした。
試合の後のインタビューで平澤は「来年の強化指定選手選考がかかっている試合が2試合あって、前大会では振るわなかったので、今日は何があっても650点(選考基準点)を超えたいと思っていました。前半はどうにか650点を超えそうなラインにいましたが、後半に崩れしていました。後半に入って気持ちが切れたわけではなかったのですが、なかなか点数を伸ばせず、悔しい結果となりました。前半と後半で何かを変えたわけではなく、最近の自分の傾向として時間が空いてしまうと体が固まっていい動きをしなくなる。アップもしっかりしたつもりだったけど、なかなかうまくはまらず、そのまま試合が進んでしまいました。」と試合を振り返った。
今後に向けて平澤は「強化指定選手から漏れてしまい、世界大会にはいけなくなってしまったのですが、何年も伸び悩んでいる原因を考えると、何かを大きく変えないといけないと思っています。フォームをしっかり作り直すこと。強化指定に入っていないからといってアーチェリーは終わりではなく、2023年の強化指定選手に入らないとパリにはいけないので、2年後の強化に余裕をもって入れるくらいの力を次の1年でつけたいと思います。出すべき大会で点を出すことが、大きな大会で勝つためには必要です。」と語った。
アーチェリーは、相手との戦いでもあるが、自分との戦いでもある。静寂と緊張感に包まれた会場ではあるが、確実に選手それぞれの胸の中に闘志は存在している。
リカーブ男子70mでは、東京パラリンピック出場の上山友裕が、出場選手の中でただ一人600点を超える601点で優勝。リカーブ女子70mでは、重定知佳が580点と2位以下に大きく差をつける得点で優勝した。
大会当日は晴天に恵まれ、風もあまりない良いコンディションとなった。
コンパウンド女子50mには、東京パラリンピックに出場した永野美穂と、アテネ、リオのパラリンピック2大会に出場経験のある平澤奈古が出場。惜しくも東京パラリンピック出場を逃した平澤は、今大会に強い思いを持って出場していた。
午前中に行われた競技前半は、平澤が僅差で1位となる。しかし、休憩後に行われた後半に平澤が崩れ、永野が逆転。永野が合計639点で優勝をした。
試合の後のインタビューで平澤は「来年の強化指定選手選考がかかっている試合が2試合あって、前大会では振るわなかったので、今日は何があっても650点(選考基準点)を超えたいと思っていました。前半はどうにか650点を超えそうなラインにいましたが、後半に崩れしていました。後半に入って気持ちが切れたわけではなかったのですが、なかなか点数を伸ばせず、悔しい結果となりました。前半と後半で何かを変えたわけではなく、最近の自分の傾向として時間が空いてしまうと体が固まっていい動きをしなくなる。アップもしっかりしたつもりだったけど、なかなかうまくはまらず、そのまま試合が進んでしまいました。」と試合を振り返った。
今後に向けて平澤は「強化指定選手から漏れてしまい、世界大会にはいけなくなってしまったのですが、何年も伸び悩んでいる原因を考えると、何かを大きく変えないといけないと思っています。フォームをしっかり作り直すこと。強化指定に入っていないからといってアーチェリーは終わりではなく、2023年の強化指定選手に入らないとパリにはいけないので、2年後の強化に余裕をもって入れるくらいの力を次の1年でつけたいと思います。出すべき大会で点を出すことが、大きな大会で勝つためには必要です。」と語った。
アーチェリーは、相手との戦いでもあるが、自分との戦いでもある。静寂と緊張感に包まれた会場ではあるが、確実に選手それぞれの胸の中に闘志は存在している。
リカーブ男子70mでは、東京パラリンピック出場の上山友裕が、出場選手の中でただ一人600点を超える601点で優勝。リカーブ女子70mでは、重定知佳が580点と2位以下に大きく差をつける得点で優勝した。
■最終順位 優勝者のみ
リカーブ男子70m 上山 友裕 601点
リカーブ女子70m 重定 知佳 580点
コンパウンド男子50m 大江 佑弥 675点
コンパウンド女子50m 永野 美穂 639点
W1オープン男女混合 大山 晃司 620点
リカーブ男子70m 上山 友裕 601点
リカーブ女子70m 重定 知佳 580点
コンパウンド男子50m 大江 佑弥 675点
コンパウンド女子50m 永野 美穂 639点
W1オープン男女混合 大山 晃司 620点