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「体感!!衝撃!!パラリンピック競技!」

2017.09.21

約3年後に迫った東京2020パラリンピック競技大会を盛り上げるべく、『JAL Presents みんなでチャレンジ! パラリンピック体験競技イベントツアー ~FLY to 2020~パラリンピックへ夢をつなごう!~』が、9月10日に愛知県常滑市のイオンモール常滑で開かれた。体験種目は「車いすバスケットボール」と「ウィルチェアラグビー」の2種目。各種目、リオ2016パラリンピックの日本代表選手も出演し、それぞれの競技を盛り上げた。

記者は今回両方の競技を初めて体験した。
まずは、車いすバスケットボール。今回のイベントには、リオ日本代表:豊島 英(あきら)選手、永田裕幸選手、藤澤 潔(きよし)選手、2000年シドニーパラリンピックでキャプテンを務めた元日本代表:根木慎志(ねぎしんじ)選手の4選手が参加した。まず、選手たちから車いすの操作をレクチャーして頂き、操作を一通り覚えた後、選手と一般体験者を2チームに分け、ミニゲームを行った。
記者は車いすバスケットボールを通常のバスケットボール以上に難しく感じた。それは下半身での踏ん張りが利かないためである。シュートやドリブルでの微妙な力の加減を上半身のみで行わなければならない。ゆえに、安定したプレーをするには精密な技術が必要とされ、ゲームを通して代表選手の凄さを感じることが出来た。実際に、彼らのシュートフォームは全くブレが無く爪の先まで非常に綺麗なものであった。
中学校でバスケットボール部に所属している男性は「下半身が使えない分シュートが安定せず難しかったです。でも慣れたらはまりそうです!」と体験後には難しさを口にしていたが、取材中は終始笑顔で楽しさも滲ませており車いすバスケットボールの魅力を感じたようだった。
次に、ウィルチェアラグビー。ウィルチェアラグビーには、リオパラリンピック銅メダリスト今井友明(いまいともあき)選手、羽賀理之(はがまさゆき)選手、ウィルチェアラグビー連盟理事でもある峰島 靖(みねしまやすし)選手の3選手が参加した。ウィルチェアラグビーは車いすを用いて、通常のラグビーのように、ボールを奪い合いながらボールをゴールライン上に運ぶ競技である。

体験内容は、この種目の醍醐味であるタックルを実際に日本代表選手から、受けられるといったものだ。タックルと言っても一般的にイメージする人が人に体当たりするようなタックルではなく、車いす同士を思いっきり衝突させる形だ。会場には乾いた衝突音が響き渡っていた。

記者はアメリカンフットボールの経験者であり、アメフトのプロ選手からタックルを受けた事もあるので、タックルに耐性はあった。しかし、今回受けた衝撃はほぼそれと同程度の衝撃であり、予想以上の強さに非常に驚いた。衝撃は激しいが、車いす同士の衝突なので痛みはなく、少しの勇気さえあれば誰でも安全に楽しめる競技だと感じた。
体験後、タックルをして頂いた羽賀選手にお話を伺うことができた。まず記者が受けたタックルは60%くらいだったとのお言葉に背筋が凍る思いをした(笑)。
何故あのような強いタックルが出来るのかと伺ったところ、「世界と戦うためにウエイトトレーニングを頑張ったことが大きいです。」とのことだった。車いすに乗って分かったことだが、確かに速く漕ぐためには確かに相当な腕の筋肉量が必要とされる。腕の筋肉を強化したい人にはもってこいのスポーツかもしれない。

冒頭にも述べたように、2020年には東京でパラリンピックが開催される。しかし、障がい者スポーツの認知度はまだまだ高いとは言えない。障がい者スポーツはその名称のために障がいが無い人にとって疎遠になりがちであるが、障がいの有り無しに関わらず一つのスポーツとして面白味がある。今回の体験で改めてそう感じた。是非、このようなイベントを見かけた際は積極的に参加して頂き、選手たちの凄みや、障がい者スポーツの魅力を体感して頂きたい。(Text & Photo by セイスケ)

■「JAL Presentsみんなでチャレンジ!パラリンピック競技体験イベントツアー
 ~FLY to 2020~東京2020パラリンピックへ夢をつなごう!」 開催予定
◆実施時期・会場:(計4回開催)
 2017年7月23日(日) イオンモール幕張新都心(千葉県) 開催済み
 2017年9月10日(日)   イオンモール常滑(愛知県) 開催済み
 2017年11月(日時未定)  関西地区(予定)
 2018年2月(日時未定)   九州地区(予定)

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