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デフリンピックだけじゃない!ろうあ者の体育の祭典が開幕~第51回全国ろうあ者体育大会①~

2017.10.03

2017年9月22日(金)、静岡県草薙総合運動場にて「第51回全国ろうあ者体育大会」の開会式が行われた。オープニングでは、地元の幼稚園「学校法人第三静岡学園 静岡学園幼稚園年長組」の手話で振りを付けたダンス、歌が披露された。
今年度の参加者数は1431人、監督やコーチ、補助員などを含めると4000人を超える人数が動員された。全国46都道府県(長崎県を除く)から参加しており、10競技を9月22日、23日の2日間にわたり、静岡市、藤枝市、牧之原市で行われた。
【実施競技】
第63回野球競技
第51回卓球競技
第49回バレーボール競技
第47回陸上競技
第37回サッカー競技
第36回テニス競技
第30回ボウリング競技
第25回ソフトボール競技
第25回バドミントン競技
第18回バスケットボール競技
大会会長である一般財団法人全日本ろうあ連盟 石野富志三郎理事長から、今年度はデフリンピックサムスン大会に177人の日本選手団を派遣し、金メダル6個、銀メダル9個、銅メダル12個という過去最高の成績を残したことが伝えられると、各都道府県の選手団の表情が引き締まり、大会の雰囲気が一気に高まった。大会名誉会長 川勝平太静岡県知事からは、地元静岡県から輩出したデフリンピアン、オリンピアン、パラリンピアンの名をあげ、選手たちに激励の言葉が送られた。
その後のアトラクションとして、地元静岡県立大学のダンスサークル「Genesis(ジェネシス)」のダンスや、大道芸人きぼうによるパフォーマンスが披露された。大道芸人きぼうは祖父母がろう者、親がコーダ(ろう者の親を持つ聴者)、自身がろう者であり、12歳の時に大道芸人としてデビューしてから今年10年目になる。途中手話によるコントを行い、今大会の参加者たちを楽しませていた。
その後、粟野達人総監督により、デフリンピックサムスン大会日本選手団出場競技の結果報告が行われた。
開会式は様々な報告、演出を含め、2時間に渡り行われた。開会式の会場では、今大会の限定グッズなどが販売されており、参加者だけでなく観客も楽しめる工夫がなされていた。
開会式の最後には、次回(2018年度)の第52回埼玉大会のPRも開会式で行われた。各競技の開催が熊谷、越谷、深谷、上尾、さいたま、狭山、朝霞、久喜で行われることが告知された。
冬季競技が行われる「第43回全国ろうあ者冬季体育大会」は2018年2月10日(土)~12日(月・祝)に岩手県で開催が予定されている。

続きはこちら「第37回サッカー競技~第51回全国ろうあ者体育大会②~」

第51回全国ろうあ者体育大会in静岡

一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会