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ウィルチェアーラグビー「三菱商事2015 IWRF アジア・オセアニアチャンピオンシップ」1日目レポート

2015.10.29

2015年10月29日(木)、ウィルチェアーラグビー「三菱商事2015 IWRF アジア・オセアニアチャンピオンシップ」が千葉ポートアリーナで開幕した。
この大会は2016年リオデジャネイロパラリンピック出場をかけた戦いで、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、日本の4チームが参加している。既に出場権を獲得しているオーストラリアを除く上位1チームがリオデジャネイロパラリンピック出場権を獲得する。
日本の世界ランキングは現在4位で、世界でもトップレベルのチームだ。

開幕戦は日本VSニュージーランド。
第1ピリオド開始から日本の守備が機能する。早いプレスと連携の取れたコンビネーションでニュージーランドの攻撃をことごとく封じ込める。守備から攻撃への切り替えも早く着実に得点を積み重ね、日本がゲームのペースを握る。反対にニュージーランドはペースを立て直すことができないまま第1ピリオドが終了。
第2ピリオドが始まるとニュージーランドも立て直しを図り、徐々に得点差を縮めていく。しかし、日本はそこから崩れることなく再び守備を固め、ニュージーランドの攻撃を自由にさせない。
池、池崎両選手からのロングパスの精度も高く、攻撃パターンの一つとして効果的であった。パスの受け手とのコンビネーションがあってこそのプレーだと言える。
開幕戦は終始日本優位のまま47-35で日本が勝利した。
日本は同日に韓国とも試合を行った。ニュージーランド戦に続き韓国戦でも強固な守備は継続。前線からプレスをかけパスコースを消し、韓国の攻撃を封じ込めていく。韓国はロングパスを使って何度か得点に結びつけたが、日本の固い守りにパスをも出せない場面が多く見られた。
試合はそのまま日本チームが78-14で勝利した。
4対4で行われるウィルチェアーラグビーは、攻撃と守備の切り替えが早く、常に攻撃と守備両方を意識してプレーなければならない。また瞬間的に的確な判断が求められる。
ウィルチェアーラグビーは頚椎損傷や四肢麻痺などの重度障がいの選手を対象としたスポーツなのだが、迫力とスピード感はかなりのものだ。
選手の中には障がい程度により自らストレッチを行うことが困難であったり体温調整ができない選手がいる。筋力と体力を消耗するスポーツでもあるため、選手がベストコンディションを保つにはトレーナーの存在がとても重要となる。
また、ウィルチェアーラグビーの試合の中では、ぶつかり合いやからタイヤがパンクすることも多い。チームには必ず一名のメカニックが帯同しておりいつでも対応ができるよう準備をしている。まさにチーム一丸となって戦っているのだ。

大会は10月29日(木)~11月1日(日)まで千葉県の千葉ポートアリーナで行われている。
2016年リオデジャネイロパラリンピック出場をかけた熱い戦いをぜひ会場でご覧いただきたい。