つながる、強さと経験「第20回大阪国際車いすテニストーナメント」
2022.09.25
女子ダブルス準優勝 堂森佳南子
2022年9月22日~25日、大阪府のITC靭テニスセンターで「第20回大阪国際車いすテニストーナメント」が開催された。今大会には、国内から75名の選手が参加した。
女子の注目選手は、8月の「仙台オープン」と「神奈川オープン」で単複連続優勝をしている堂森佳南子。堂森は、パラリンピック3大会の出場歴があるベテランで、最近では、パラ・パワーリフティングの競技活動も始め、パワーリフティングでも国際大会出場を目指している。
堂森は、現在好調が続いている要因として「パラ・パワーリフティングのトレーニングの成果だと思います。本格的に始めて一年半でパワーの結果は少しずつ出ていますが、なぜかテニスが思った以上に好調で結果が出てびっくりしています。」とパラ・パワーリフティングがテニスの好調にも繋がっていると語る。
また、二刀流の活動については、「当初、パワーを始めるにあたって肩の可動域が狭くなってテニスにはデメリット、テニスでスタミナを使うとパワーにはデメリットと言われました。今年はパワーに注力すると決めていたので、今年3か月間はテニスを一切せずパワーだけのトレーニングをしたところ体調を壊してパワーの結果も出ませんでした。テニスを再開して両立したところ、どちらもいいペースで出来ている気がします。また、結果もついてきている気がします。パワーのトレーニングは短時間で集中してやって、テニスは海外遠征をしていた時に比べればかなり練習量は減らしています。どちらもメリハリをつけて、短時間で集中していい練習ができていると思います。」と、良いペースで調整ができていることが窺える。
今大会も単複優勝を狙っていた堂森であったが、シングルス準決勝で22歳の佐々木千依に接戦で敗れ、シングルスはベスト4で終わった。ダブルスは、深山知美とペアを組み、準優勝となっている。
女子の注目選手は、8月の「仙台オープン」と「神奈川オープン」で単複連続優勝をしている堂森佳南子。堂森は、パラリンピック3大会の出場歴があるベテランで、最近では、パラ・パワーリフティングの競技活動も始め、パワーリフティングでも国際大会出場を目指している。
堂森は、現在好調が続いている要因として「パラ・パワーリフティングのトレーニングの成果だと思います。本格的に始めて一年半でパワーの結果は少しずつ出ていますが、なぜかテニスが思った以上に好調で結果が出てびっくりしています。」とパラ・パワーリフティングがテニスの好調にも繋がっていると語る。
また、二刀流の活動については、「当初、パワーを始めるにあたって肩の可動域が狭くなってテニスにはデメリット、テニスでスタミナを使うとパワーにはデメリットと言われました。今年はパワーに注力すると決めていたので、今年3か月間はテニスを一切せずパワーだけのトレーニングをしたところ体調を壊してパワーの結果も出ませんでした。テニスを再開して両立したところ、どちらもいいペースで出来ている気がします。また、結果もついてきている気がします。パワーのトレーニングは短時間で集中してやって、テニスは海外遠征をしていた時に比べればかなり練習量は減らしています。どちらもメリハリをつけて、短時間で集中していい練習ができていると思います。」と、良いペースで調整ができていることが窺える。
今大会も単複優勝を狙っていた堂森であったが、シングルス準決勝で22歳の佐々木千依に接戦で敗れ、シングルスはベスト4で終わった。ダブルスは、深山知美とペアを組み、準優勝となっている。
女子には、先日アメリカで開催された「USオープン」ジュニア部門で準優勝した15歳の高室侑舞が出場。高室は、今年出場した国内大会でも上位の成績を残している。シニアの大会でもまれ、国際大会を経験した高室は、プレーにも落ち着きと自信が感じられた。今大会でもシングルスベスト4の成績を残している。
パラリンピアンである堂森は、佐々木や高室といった若手選手が力を伸ばしていることについて、自身も現役選手ながら嬉しさも感じている。
堂森「上地選手が出てくるまで女子車いすテニスは絶滅してしまうのかな?と思った時もあるので、若手選手がたくさん出てきて実力をつけてきているとはとても嬉しく感じます。車いすテニスは長く携わってお世話になっているので、少しでも貢献できればと思っています。」
パラリンピアンである堂森は、佐々木や高室といった若手選手が力を伸ばしていることについて、自身も現役選手ながら嬉しさも感じている。
堂森「上地選手が出てくるまで女子車いすテニスは絶滅してしまうのかな?と思った時もあるので、若手選手がたくさん出てきて実力をつけてきているとはとても嬉しく感じます。車いすテニスは長く携わってお世話になっているので、少しでも貢献できればと思っています。」
クァードクラスでじわじわと力を伸ばしているのが池田拓也。今年クラス認定を受けたばかりで、大会経験もまだ多くない。今大会は、シングルス初戦でランキング上位の立花力と対戦。終始池田ペースで試合が進み、2-0のストレートで立花を破ると、2回戦では第1シードの宇佐美彗と対戦。実力で勝る宇佐美に第1セットを3-6で取られてしまうが、第2セットは粘り強いラリーで5-5に持ち込み、宇佐美をぎりぎりまで追い詰める好勝負を見せた。池田は、第2セットを5-7で落とし、トータルスコア0-2で敗戦となったが、見応えのある試合となった。
男子は、シングルスで第1シードの鈴木康平が優勝。若手の川合雄大が、シングルス準優勝、ダブルス優勝と活躍を見せた。
男子は、シングルスで第1シードの鈴木康平が優勝。若手の川合雄大が、シングルス準優勝、ダブルス優勝と活躍を見せた。
■大会結果 ※メイン優勝者
〇男子
シングルス 鈴木 康平
ダブルス 藤本 佳伸、川合 雄大
〇女子
シングルス 佐々木 千依
ダブルス 深澤 美恵、佐々木 千依
〇クァード
シングルス 宇佐美 彗
ダブルス 河野 将太、宇佐美 彗
大会公式ホームページ
〇男子
シングルス 鈴木 康平
ダブルス 藤本 佳伸、川合 雄大
〇女子
シングルス 佐々木 千依
ダブルス 深澤 美恵、佐々木 千依
〇クァード
シングルス 宇佐美 彗
ダブルス 河野 将太、宇佐美 彗
大会公式ホームページ