パリを見据え世界に挑む「2023国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会」
2023.02.16
2023年2月10日~12日、大阪府の丸善インテックアリーナ大阪で、「2023国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会」通称「大阪カップ」が開催された。この大会は、国内で行われる女子車いすバスケットボール唯一の国際大会で、3年ぶりの開催となる。
参加チームは、日本、オーストラリア、カナダ、オランダの4チーム。全ての国が2021年の東京パラリンピックに出場しており、オランダは金メダルを獲得している強豪。
大会は、参加4チームの総当たり戦の予選を行い、予選1、2位のチームが決勝戦に進み、3、4位のチームが3位決定戦に回る。
予選では、東京パラリンピック金メダルのオランダが他のチームを圧倒し、全勝で決勝戦へと進んだ。予選3勝1敗のカナダがオランダとの決勝戦へと進み、日本は、予選1勝2敗でオーストラリアとの3位決定戦へと回った。
参加チームは、日本、オーストラリア、カナダ、オランダの4チーム。全ての国が2021年の東京パラリンピックに出場しており、オランダは金メダルを獲得している強豪。
大会は、参加4チームの総当たり戦の予選を行い、予選1、2位のチームが決勝戦に進み、3、4位のチームが3位決定戦に回る。
予選では、東京パラリンピック金メダルのオランダが他のチームを圧倒し、全勝で決勝戦へと進んだ。予選3勝1敗のカナダがオランダとの決勝戦へと進み、日本は、予選1勝2敗でオーストラリアとの3位決定戦へと回った。
■3位決定戦 日本vsオーストラリア
予選の日本vsオーストラリアは、日本が62-55で勝利していたが、両チームは、アジア・オセアニア地域でのライバル国であり、3位決定戦も接戦になることが予想された。
オーストラリアは、得点源のアンバー・メリットを中心に攻撃を組み立てる。アンバー・メリットは、高さとスピードを兼ね備えた選手で、得点力も高い。
第1クォーターは、オーストラリア優位に試合が進む。日本は高い位置からプレスをかけ、オーストラリアの攻撃を抑えようとするが、アンバー・メリットとハイポインターのジョージア・ムンローコックのシュート決定率が高く、オーストラリアリードのまま第2クォーターに入る。日本は、第2クォーターから、大型新人である江口侑里を投入。江口は、持ち点が2.5ポイントながら、長身で海外選手と高さで勝負ができる選手。江口は、コートイン直後にオーストラリアのパスをスチール。ゴール下では、高さを活かしたシュート、守備ではリバウンドにも対応し、短い時間ながら強みを生かしてチームに貢献した。
日本は、第2クォーターに速攻で得点を奪い、ハイプレスを一層強くかけていく。第2クォーター後半、ゲームが膠着状態の中、柳本あまねが3ポイント決め日本に勢いがつく。柳本が続けてアウトサイドからシュートを決め25-27と2点差に迫ると、残り10秒で立岡ほたるがシュートを決め、27-27の同点で後半戦に入る。
第3クォーターも日本はハイプレスを続ける。一進一退の攻防が続く中、第3クォーター残り5分に再び柳本が3ポイントを決め、33-31で日本がリードする。その後、立岡、清水千浪のシュートが連続で決まり、37-31と日本が一気にリードを広げた。第4クォーターも日本の激しいプレスは続き、オーストラリアはシュートまで持ち込むことが難しくなる。日本は北田千尋、網本麻里らの得点により65-40で日本が勝利した。
オーストラリアは、得点源のアンバー・メリットを中心に攻撃を組み立てる。アンバー・メリットは、高さとスピードを兼ね備えた選手で、得点力も高い。
第1クォーターは、オーストラリア優位に試合が進む。日本は高い位置からプレスをかけ、オーストラリアの攻撃を抑えようとするが、アンバー・メリットとハイポインターのジョージア・ムンローコックのシュート決定率が高く、オーストラリアリードのまま第2クォーターに入る。日本は、第2クォーターから、大型新人である江口侑里を投入。江口は、持ち点が2.5ポイントながら、長身で海外選手と高さで勝負ができる選手。江口は、コートイン直後にオーストラリアのパスをスチール。ゴール下では、高さを活かしたシュート、守備ではリバウンドにも対応し、短い時間ながら強みを生かしてチームに貢献した。
日本は、第2クォーターに速攻で得点を奪い、ハイプレスを一層強くかけていく。第2クォーター後半、ゲームが膠着状態の中、柳本あまねが3ポイント決め日本に勢いがつく。柳本が続けてアウトサイドからシュートを決め25-27と2点差に迫ると、残り10秒で立岡ほたるがシュートを決め、27-27の同点で後半戦に入る。
第3クォーターも日本はハイプレスを続ける。一進一退の攻防が続く中、第3クォーター残り5分に再び柳本が3ポイントを決め、33-31で日本がリードする。その後、立岡、清水千浪のシュートが連続で決まり、37-31と日本が一気にリードを広げた。第4クォーターも日本の激しいプレスは続き、オーストラリアはシュートまで持ち込むことが難しくなる。日本は北田千尋、網本麻里らの得点により65-40で日本が勝利した。
■決勝戦 オランダvsカナダ
この大会圧倒的チーム力を見せつけたオランダは、長身でスピードのあるボー・クラマーが予選からチームを牽引。決勝戦でも勢いそのままに、攻守で存在感を示した。対するカナダは、ゲームメイク兼得点源のシンディー・オウレを中心に得点を重ねる。
第2クォーターはオランダ優位に進むが、第3クォーターは接戦となり、カナダが一時逆転。しかし、第4クォーターに、オランダのボー・クラマーが3ポイントを決めるとここから完全にオランダペースとなる。残り8分で55-43とオランダがカナダに12点差をつける。カナダも食らいついていくが、総合力で上回るオランダが最後まで攻撃の手を緩めることなく、67-47でオランダがカナダを下し優勝した。
第2クォーターはオランダ優位に進むが、第3クォーターは接戦となり、カナダが一時逆転。しかし、第4クォーターに、オランダのボー・クラマーが3ポイントを決めるとここから完全にオランダペースとなる。残り8分で55-43とオランダがカナダに12点差をつける。カナダも食らいついていくが、総合力で上回るオランダが最後まで攻撃の手を緩めることなく、67-47でオランダがカナダを下し優勝した。
車いすバスケットボールは、6月にアラブ首長国連邦で男女共に世界選手権が開催される。2024年のパリパラリンピック出場権獲得に向けて、日本代表の柳本あまねは、「更にステップアップしていかなければならない。私たちの目指すところはパリでの金メダル。3位を現状と捉えてこれを糧に成長をしていきたい。」と語った。
■最終順位
優 勝 オランダ
準優勝 カナダ
第3位 日本
第4位 オーストラリア
大会公式ホームページ
■最終順位
優 勝 オランダ
準優勝 カナダ
第3位 日本
第4位 オーストラリア
大会公式ホームページ