七野一輝・中村望が個人G1・団体2冠「第43回全日本オープンパラ卓球大会(肢体の部)」
2023.03.29
個人戦車いすの部男子G1・団体戦車いすの部優勝 七野一輝
2023年3月25日~26日、兵庫県のグリーンアリーナ神戸で、「第43回全日本オープンパラ卓球大会(肢体の部)」が開催された。
2024パリパラリンピックに向け、パラ卓球の国内有力選手は、昨年から国際大会へ積極的に参加している。今年3月には、スペインオープン、イタリアオープンの2大会が開催され、これらの大会から戻ったばかりの選手も今大会に参加した。
今大会は、新型コロナウイルスの行動制限が緩和されたことを受け、久しぶりに入場制限のない有観客で開催された。
1日目の個人戦は11のカテゴリー、2日目の団体戦は3つのカテゴリーで競技は行われた。
今大会のカテゴリーは、車いすと立位で分けられるが、障害程度によるクラス別ではなく、競技力によってカテゴリーが分けられた。また、今大会は試行として、50歳以上のカテゴリーも設けられた。
2024パリパラリンピックに向け、パラ卓球の国内有力選手は、昨年から国際大会へ積極的に参加している。今年3月には、スペインオープン、イタリアオープンの2大会が開催され、これらの大会から戻ったばかりの選手も今大会に参加した。
今大会は、新型コロナウイルスの行動制限が緩和されたことを受け、久しぶりに入場制限のない有観客で開催された。
1日目の個人戦は11のカテゴリー、2日目の団体戦は3つのカテゴリーで競技は行われた。
今大会のカテゴリーは、車いすと立位で分けられるが、障害程度によるクラス別ではなく、競技力によってカテゴリーが分けられた。また、今大会は試行として、50歳以上のカテゴリーも設けられた。
個人戦は、車いすの部男子G1で、立位から車いすにクラス変更となった七野一輝が初優勝。車いすの部女子G1は、ベテランの別所キミヱが制した。立位の部男子G1は、舟山真弘(東京)が、東京パラリンピック出場の岩渕幸洋をフルセットで破り優勝。立位の部男子G2は、片見公亮(岡山)が優勝した。立位の部女子G1は、中村望(千葉)が6年ぶりの優勝。中村は団体戦混成の部を制し、今大会2冠を果たした。
団体戦は、1チーム3名~4名の選手で編成され、ダブルスとシングルス2戦の3戦で勝敗が決められた。車いすの部は、1つのカテゴリーに選手が集約されるため、どの試合も白熱した戦いが繰り広げられた。車いすの部決勝戦は、東京のディスタンスAと静岡のアイリスとの対戦。ダブルスとシングルス1戦目を終え1勝1敗と両チーム譲らず、最終のシングルス戦で勝敗を決することとなった 。最終戦の対戦は、七野一輝(ディスタンスA)vs齋藤元希(アイリス)。実力が拮抗する両者は、中盤まで互角の戦いを続ける。終盤に齋藤のミスをきっかけに流れが一気に七野に傾くと、七野は落ち着いた試合運びでそのままリードを維持して齋藤に勝利。トータル2勝1敗で、ディスタンスAが団体戦車いすの部を制した。
団体立位の部男子は、岩渕幸洋を擁する関東会(東京・埼玉)が、三つ巴の戦いを制し優勝。立位の混合は、FTT(福岡・佐賀・千葉)が、立石アルファ裕一と中村望の活躍もあり、総当たり戦全勝で優勝した。
団体戦は、1チーム3名~4名の選手で編成され、ダブルスとシングルス2戦の3戦で勝敗が決められた。車いすの部は、1つのカテゴリーに選手が集約されるため、どの試合も白熱した戦いが繰り広げられた。車いすの部決勝戦は、東京のディスタンスAと静岡のアイリスとの対戦。ダブルスとシングルス1戦目を終え1勝1敗と両チーム譲らず、最終のシングルス戦で勝敗を決することとなった 。最終戦の対戦は、七野一輝(ディスタンスA)vs齋藤元希(アイリス)。実力が拮抗する両者は、中盤まで互角の戦いを続ける。終盤に齋藤のミスをきっかけに流れが一気に七野に傾くと、七野は落ち着いた試合運びでそのままリードを維持して齋藤に勝利。トータル2勝1敗で、ディスタンスAが団体戦車いすの部を制した。
団体立位の部男子は、岩渕幸洋を擁する関東会(東京・埼玉)が、三つ巴の戦いを制し優勝。立位の混合は、FTT(福岡・佐賀・千葉)が、立石アルファ裕一と中村望の活躍もあり、総当たり戦全勝で優勝した。
■各カテゴリー優勝者
〇個人戦
立位の部男子G1 舟山真弘(東京)
立位の部男子G2 片見公亮(岡山)
立位の部女子G1 中村望(千葉)
立位の部女子G2 松坂美津江(静岡)
車いすの部男子G1 七野一輝(東京)
車いすの部男子G2 竹内賢二(福岡)
車いすの部女子G1 別所キミヱ(大阪)
車いすの部女子G2 磯﨑直美(神奈川)
立位の部(男子)年代別50歳以上 中村剛(愛知)
立位の部(女子)年代別50歳以上 大原豊子(愛知)
車いすの部(女子)年代別50歳以上 三田小百合(愛知)
〇団体戦
立位の部(男子) 関東会(東京・埼玉)
立位の部(女子) SST富士山&ラポール(静岡・神奈川)
立位の部(男女混成) FTT(福岡・佐賀・千葉)
車いす使用の部(男女混成) ディスタンスA(東京)
〇個人戦
立位の部男子G1 舟山真弘(東京)
立位の部男子G2 片見公亮(岡山)
立位の部女子G1 中村望(千葉)
立位の部女子G2 松坂美津江(静岡)
車いすの部男子G1 七野一輝(東京)
車いすの部男子G2 竹内賢二(福岡)
車いすの部女子G1 別所キミヱ(大阪)
車いすの部女子G2 磯﨑直美(神奈川)
立位の部(男子)年代別50歳以上 中村剛(愛知)
立位の部(女子)年代別50歳以上 大原豊子(愛知)
車いすの部(女子)年代別50歳以上 三田小百合(愛知)
〇団体戦
立位の部(男子) 関東会(東京・埼玉)
立位の部(女子) SST富士山&ラポール(静岡・神奈川)
立位の部(男女混成) FTT(福岡・佐賀・千葉)
車いす使用の部(男女混成) ディスタンスA(東京)